コモ |ロンバルディア, 北イタリア

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ミラノ旅、最終日は、日帰りで郊外にあるコモ湖/Lago di Comoに行きました。

コモ行きを決めた理由

先ず、この風景に魅せられ、実際に見てみたい!と、想っていました。
コモは、スイスとの国境に位置し、人口8万人の小さなリゾート都市。
起伏に富んだ地形に寄り添うように生まれた街並み、素敵です。
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via Fais-toi la-Belle 

そして、イタリアの歴史保存地区チェントロ・ストリコの先駆けで、旧市街にある30%の建物が15世紀前に建てられ、維持されています。

イタリアのモダニズム建築の巨匠で、コモにアトリエを開いた ジョゼッペ・テラーニの建築を見てみたい
という3つの理由で、タイトながらも日帰りコモ行きを決行しました。

–> コモ散策開始

ミラノ中央駅からローカル線(RE)で北上することおよそ40分、コモ・サンジョバンニ駅/Como S. Giovanni に到着
都会から1時間もかからず、交通費片道4.8€で、自然を楽しめるとはお手軽でいいな。
小高い丘にあるちいさな駅から、ゆるやかに坂を下ると、
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10分ほどで、旧市街に到着しました。
ドゥオーモ広場/Piazza del Duomo
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搬入車やタクシーだけ。保存地区なのでプライベートな車の進入は禁止です。

 

ドゥオーモ/Cattedrale di Santa Maria Assunta

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12世紀から18世紀にかけて造られたそうです。
ドゥオーモ左側に隣接する建物は、ブロレットと呼ばれる都市国家時代の旧市庁舎(1215年建造、1899年修復)。
ドゥオーモ広場は歴史的にコモの中心地だったのです。
2つをつなぐストライプの外壁のコリドーが、アクセントになっています。
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ドゥオーモの中は、絢爛ながらもオリエンタルを感じる装飾の天井と自然光が美しい三連アーチ窓が印象的です。
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旧市街は、中世のままの細い路地がたくさん張り巡らされています。
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路が曲がっていて、先がわからない路地は、ワクワク感が集ります。

 

いま13時を回ったところ。みんな、外からお店を覗いています。
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そう、お店は15時までシエスタです。大都市では見られなくなった習慣がここにはあります。
たとえば、11時にopenして、13-15時はシエスタ、そし18,19時でclose。
「用があるなら、開いている時間に来店しなさい。」という労働者が優位なスタンス。
ヨーロッパらしいスタイル、私は好きです。
日本は、少し見習ってもいいのになと思ってしまいます。

 

メルカート広場/piazza del mercato del grano como
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昔の広場の写真が掛けられていました。
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ほぼ同じ方向からの写真。
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配置も変わらず、建物も当時の面影を遺しています。
チェントロ・ストリコは、復元が基本。一説によると、住宅の内部の改装にも制限がかけられているとか。

 

古代ローマ時代の要塞都市だった500m四方の小さな旧市街は、城壁に囲まれていたそうです。
その一部が復元されています。

新市街から見た城壁、たしかに石積みは近代のもののよう。
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旧市街から見たゲート。ここをくぐって、新旧の町がつながっています。
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これも復元だそうです。長い歴史をちゃんと伝えてくれています。

 

ところで、たいていの写真に低い山が写り込んでいます。コモは標高200mのところにあります。
身近に山と湖を感じられる街、ほっこりします。

–> 旧市街を出て、
湖畔にあるテラーニの建築を廻ります。

カサ・デル・ファッショ/Casa del fascio di Como, 1928、1932-36
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ムッソリーニの言葉、「ファシズムとは誰もがその内部を見通せるガラスの家である」を援用してデザインされたそう。
>>>Ref:鵜沢隆編,『ジョゼッペ・テラーニ ファシズム時代を駆け抜けた建築』,INAX出版,1998

ファシズム思想とモダニズムを融合させたデザインと言えるような気がします。
内部はロープが張られ、閉まっていました。
エントランスのアプローチ。よーく見ると・・・
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ステップはきちんと水切りも施してあります。こういうのにくすぐられる私。
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湖畔を散策。 あいにくの曇り空で水の色が暗いかな。 しかし、素敵なところです。

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戦没者慰霊碑/Monumento ai caduri di Como, 1933
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碑の奥は湖です。
優美な湖畔の風景には、少し異様さを感じました。
建造するに当たり、景観問題、政治問題で紆余曲折あったそう。
元々、ドゥオーモ広場に造ろうという話だったというから驚きです。

碑の近くで、写真を撮っていると・・・

日本人か?と近寄ってくるイタリア人あり。

異様な建造物を前に、一瞬、戸惑い遠ざかろうとしたら、追いかけてきた!
これをチェックしてほしいと叫んでいる?
恐る恐る近づき、覗いてみると、それはペンションのリーフレットでした。
この辺でペンション経営をしていて、日本に留学経験のあるイタリア人に日本語翻訳してもらったらしい。
いくつか修整を伝えたところ、
「明日、印刷屋に渡す前に、ネイティブにチェックしてもらえてラッキーだ。グラッツェ」とはしゃいで去って行った。
可愛い、陽気なおじさんでした。お役にたててよかったです。
あらら、ペンションの名前覚えていたら、宣伝できたのに残念。

 

さて、テラーニ建築の締めくくりは、

ノヴォコムン集合住宅/Edificio ad appartamenti Novocomum a Como,1929
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一角にある半円形のシリンダーのような空間は、らせん状の階段室。
現在も住居として使われています。

 

そろそろ夕暮れ時、少しお天気が回復してきました。
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夕方、静かな湖を眺めて時間を過ごす。いいですね。

この時は3月終わり。まだまだ寒い北イタリア。緑が美しい季節のコモ湖も観てみたいな。
そして、湖を望む住宅エリアを散策してみたい。どんな湖畔の風景を見て暮らしているのかな。
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湖畔のヴィラも訪れて。

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via Villa Melzi d’Eril – Bellagio
お庭を開放しているヴィラがいくつかあるのです。

まだまだ魅力がたくさんありそうなコモ。
今度は泊りがけで来てみよう。

 

–> 散策スポットのまとめ

  • 駅にある観光案内所 INFO POINT STAZIONE. F.S. S. GIOVANNI
    open:9:00~17:00 無料のマップをもらいました。
  • ドゥオーモ/Cattedrale di Santa Maria Assunta  Piazza Duomo, 6,
  • カサ・デル・ファッショ/Casa del fascio di Como, 1936  Palazzo Terragni Piazza del Popolo
  • 戦没者慰霊碑/Monumento ai caduri di Como, 1933  住所不明。Stadio Comunale "Sinigagliaの裏
  • ノヴォコムン集合住宅/Edificio ad appartamenti Novocomum a Como,1929  Viale Fratelli Rosselli, 12
  • ヴィラと庭園Ville e Giardini  詳細:http://www.lakecomo.org/arte_e_cultura/ville_e_giardini

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