葛の葉 | 雑草の活用

野山のやっかいものとされている「葛の葉っぱ」でお茶づくりをしようというイベントに参加してきました。

このイベントは、福岡県の秋月で代々葛職人されている十代目高木久助氏がインストラクターとして来られ行われました。

1日目はお茶を楽しみながら、レクチャーを聴いた後、葛の葉の刈取り、洗浄、切断。
2日目は乾燥された葉を焙煎するというイベントでした。

ところで、みなさん、葛の葉をご存知ですか?

私はこのイベントに参加するまで、全く知りませんでした。
見て驚きました。道路脇のフェンスに絡まっている、あのツルだったのです。
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見たことあるという人も多いかもしれませんね。

葛の葉は、悲しいことに世界の侵略的外来種ワースト100に入る雑草です。
つるを伸ばして広い範囲で根を下ろし、繁茂力が高い。
日本をはじめ温帯気候の地に自生し、昔はツルを農作業に、葉を家畜のエサにしていたそうです。新芽は天ぷらにするという人もイベントに参加していました。
北アメリカでは、19世紀に日本が園芸装飾で持ち込んで以来、アーチの装飾に用いられながら、繁殖を続け、1970年代に米農務省の提言で侵略的外来種になりました。
日本でも、高速道路脇の緑化として意図的に植えた時代がありましたが、繁茂力の高さや拡散の早さから次第に問題視され、北米のワースト入りとともに、現在は駆除する雑草となっているそうです。

でも、栄養価が高い葛の葉っぱ

葛の根っこは、葛粉や葛根湯の原料で、滋養があるとして知られています。
久助氏は研究機関で調査してもらったところ、葉の栄養価が高いことが分かったそうです。
ざっくりとこんな感じです。

  • ビタミンCはレモン同等 (57mg/100g)
  • カルシウムは牛乳の20倍 (2370mg/100ml)
  • 鉄分は豚レバーの2倍 (29mg/100g)
  • イソフラボンは豆乳と同等 (10mg/100ml)

さて、お茶の葉にする作業ですが、

みんなでやると楽しい!
でも、葛の葉を見つけたら一人でも作れちゃうところが、いいですね。
今回は、私が参画している菜の花畑の脇にある葛の葉を刈りました。
丈夫なツルなので、クワで。
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イソフラボンと聞いては、女性がんばります。
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それを洗って
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切断して
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乾燥。今回は18kgと大量だったので、地元の専門業者さんにお願いしました。

2日目は、地域の交流センターの調理室で、手もみで細かくして、フライパンで焙煎です。
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家では、

私は、少し生の葛の葉を持ち帰り、レンジで乾燥させました。(梅雨じゃなければ天日がいいそうです)
麺棒で叩いてから焙煎。大きさが均等になって焙煎が短時間ですみました。

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右、レンジで乾燥したもの
中央、めん棒で叩いて、細断したもの
左、フライパンで焙煎したもの

お茶のお味と分量は・・・

お茶は、見た目と味はまろやかなほうじ茶という感じです。香りは少し野性味があるかな。
葛粉特有のとろみのある舌ざわりがクセになります。

あたたかくして飲む場合は、熱湯を注ぎ、蒸らします。
500mlの熱湯に対し、5gの葛の葉茶 保温して30分くらい蒸らす。
あるいは5分ほど煮出しても良いそうです。
冷たくして飲む場合は、一晩水出しにする。
(時間や分量は目安、個人の好みで調整してくださいとのこと)
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早速、骨量が減っている母親たちへあげようと思います

お茶の出がらしは、

入浴剤や洗顔の水に入れるなど再利用できるそうです。
葛はマメ科で、イソフラボンがたっぷり。
出がらしをお茶パックに入れて、5分ほど煮出したお湯ごと浴槽へ入れます。
心なしかお肌がしっとり。

和ハーブとして注目される日は近いかもしれません。

葛職人の十代目久助さんは、アメリカやフランスでも葛を紹介しています。
葛の葉のお茶も商品化しました。
家の近くに生えていないという方は、ちょっとお高めですが、購入してお試しもできます。

廣久葛本舗十代目高木久助

 

山は台風11号が近づき、強い風が吹いています。
さてと、バルコニーを片付けなくちゃ。
みなさんも、気を付けてくださいね。


今日もありがとうございました
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お店情報てづくり再利用捨てる前に新緑

tora • 2015-07-16


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